ナンパ初心者が渋谷でストリートナンパして「意味わかんねーし」ってキレられた話
台湾高雄ツアーから帰国して、はや1週間がたった。
ツアーメンバーで東京に住んでいる人たちが何人かいて、みんなとっても面白く、僕はツアー中に大好きになったので、「みんなでストナンをしよう」と僕が誘った。
こんなかっこういいことを言っているが、実際には一人ではなかなかストナンが出来ないので、誰かと一緒にやって、無理やりナンパしようとしたのである。
Yさん、Rてさん、快く承諾してくれてありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いします。
7月1日の土曜日夕方、渋谷でストを始める前に、お腹がすいたので、つけ麺やすべえへと向かい、今日のストナンの目標は何にしよう、と考えていた。
そんな時に、ふと思い浮かんだのは、僕の愛読書のとあるシーン。
1日に50人声かけられたらすごいな、と考え、心のなかで「1日に50人に声をかける」ことを目標にした。
ただ、それがどれだけ大変なことなのか、日本のストリートナンパの洗礼を受けることになるとは、このときは考えもしなかった。
まあ、僕は渋谷の駅からつけ麺やすべえまでの道のりでも、何人もの女の子を前に、地蔵しまくったんだけどね。
一人でナンパするのがアタリマエな人からしたら、「誰かと一緒じゃねーと、ナンパも出来ねえのか??だせえな」と思われるかもしれない。
そうさ、僕はまだ一人でストリートでガンガン声をかけることが出来ない、ひよっこだ!
僕はまだ一人でナンパすることは出来ないし、そもそもどんな子に対して、どんなふうに声をかければいいのか、全然わからない。
ナンパ師のツイッターやブログを、たまに読ませてもらうことがあるが、内容はどうしても成果報告のようなものになっている。
言ってしまえば、そのナンパ師が即や準即をしたときの報告だ。
特にナンパ師界隈からも評判が良いものには、とてもステキなストーリーがそこにある。
こういうブログはナンパには夢があるんだな、というのを見せてくれる。
ナンパに憧れて、ナンパが出来るようになりたい、こういう人は確実に増える。
そして、僕もその影響を受けた一人である。
「すごくいい話だな。普通に生活してたら絶対に経験することのない、夢みたいな世界を自分の目で見てみたい」と思いながらブログを読ませてもらっている。
でも、実際にナンパをしようと思ったら、そんなキレイごとを言っている場合ではなくなる。
そもそもまず、ターゲットがどんな子なのか、僕にとっては、ここがかなり難しかった。
ここでいうターゲットとは、声をかけようと決める相手のことである。
かわいいな、と思う子すべてがターゲットであるのは間違いないが、可愛いと思う子全員に、昨日今日ナンパを始めたばかりの人間が、話しかけられるわけがない。
自分を正当化するわけではないが、これはかなり難しい。
ナンパは一番最初の声かけが、最もハードルが高いと言う話を聞くが、それを身をもって経験した。
今日のナンパでも、最初の1時間位は余裕で地蔵していた。
かわいいなと思う子はいるんだけど、その中でもどういう子なら話しかけられるのか、ここがはっきりしなかったからだ。
歩いている子、すれ違う子でかわいいな、と思ったとしても、話しかけるのはかなりハードルが高い。
仲間と合流する前一人で歩いているとき、すれ違う可愛い子たちに、どれだけ地蔵したことか。
20人位余裕で地蔵したんじゃないかな。
地蔵してなかなか声をかけられないでいる僕に、最初に合流したYさんがアドバイスをくれた。
「僕も普通に歩いてる子に声かけるのは、結構ハードル高いっすね。待ち合わせの子とか、ゆっくり歩いている子とかをメインに声かけますよ。」
僕はこのYさんの言葉にどれだけ救われたことか。
「ですよねーー」と150%同意したのは言うまでもない。
ただ、そう言っているだけではせっかくみんなで集まった意味は無いので、Rさんと合流して、地蔵克服を目指す。
もしかしたら僕は、誰かに見られてて「声かけなきゃ」というプレッシャーが多少あった方が、声をかけられるのかもしれない。
これは僕が、と言うか、地蔵している人のほとんどは、周りからのプレッシャーが地蔵克服に役に立つんだと思う。
そこで僕は後ろで仲間が見ている、と言う状況の中、渋谷のセンター街で3〜4人に声をかけた。
最初はスクランブル交差点で信号を待っている時に、外人が隣にいて話しかけた。
高雄で英語を使っていたのが懐かしい。
その子はカリフォルニアから来てるらしく、英語が早すぎて半分くらい、何を言っているのかわからなかった。
ただ、相手は笑顔で普通に話してくれたので、滑り出しとしてとてもいい感じをつかめた。
その後、センター街で座っている3人組に話しかけた。
「こんばんはー、何してんすか??」
『・・・・・』(誰も応答しない)
「ん?なにやってんの??」
『youtuber探してんの!!』
「ユーチューバー??え?なんのユーチューバー探してんの??」
『は?なんのとか、意味わかんねーし』
と結構強めに言われた。
しかも、3人の中で全然可愛くない女の子・・・。
この3人の子たちは目線を上げることもせず、スマホを見ながら僕にこの言葉を投げ捨てた。
なんか変なこと言ったんですかね??ユーチューバー探してるって言うから、一緒に探してあげようと思ったんだけど、余計なお世話だったみたいですね。
彼女からしたら、ユーチューバーって一人しかいないのかな??
はい、ちょっとキレられました。
渋谷の洗礼・・・ありざいます。
こういうの待ってたよ(笑)。
この3人組は、話しかけた直後の空気が、あまりにも違和感満載で、「あ、やべえ、これは地雷だ!!」と僕は瞬時に理解したが、こんな罵声を浴びせられるとは。
『おっさんには興味ないから』と言われなかっただけ良しとしよう(笑)。
ただその後、すぐに声かけた女の子が、友達と待ち合わせをしてて、なかなか友達が来なかったから、和むことが出来た。
なんか話すネタが思いつかなくて、最近映画みた??って聞いてみたら、そこから盛り上がって、僕が昼顔見たって言ったら、彼女が興味津々だったので昼顔のネタバレをしてあげた。
そしたら
『DVDで見ようと思ってたけど、話聞いて余計見たくなった』
と言ってくれた。
おれ、昼顔の売上に貢献した。
あれ?おれも豪商じゃねえ??(笑)
昼顔の売上に貢献したんだから、ただで手放すわけにはいかない。
じゃあ、ということで。
「昼顔のネタバレしてあげたから、ライン教えてよ」と言う流れで、パイレーツ・オブ・カリビアンの新作を見たいって言ってたので、今度見に行こうって話をしてバイバイしました。
おそらく次の土日に映画〜飯のアポが組めそうだ。
どうなるのか、とても楽しみだ。
ナンパして和めると超楽しいなー。
まあ、その子と和んで、ちょっと満足しちゃったので、そこからは1組くらい話したくらいで、渋谷初のストナンは幕を閉じた。
豪腕のナンパ師の人って、どんな子でも一瞬で和んで、アポまでつなげて、かなり高い確率でゴールまで持っていく。
そんなイメージがある。
でも、どんな凄腕でも、普通にガンシカされるし、和んでもアポまで繋がらなかったり、タダ飯食わせるだけで解散する、なんてことも普通にあると思う。
でも、凄腕の人たちの報告を見ていると、百戦錬磨で負けなし、という感じがしてしまう。
だから、そんな豪腕と比べて、地蔵して女の子に全然話しかけられない自分がイヤになる。
でも、今日合流してYさん、Rさんと話をする中で、豪腕と呼ばれる人たちですらガンシカは普通だし、乞食に食い逃げされるのも普通だ、ということを聞き、すごく気持ちが楽になった。
なんなら、Yさんは普通に歩いている女の子2人組に声掛けして、普通にガンシカされていた。
「いやーガンシカされました」とさわやかに言っていた。
「こういうのって全然普通なんだ」こう思った。
凄腕の人たちは、僕なんかよりも魅了できる子の数がずっと多いと思う。
僕が魅了できる女の子の数は少ないと思うが、僕に出来る声掛けを日々続けて、そこからアポにつなげ、どんどんゴールをうって行こうと思う。
そして、とても大切な仲間と定期的に合流して、彼らの力を借りて、僕も涼しい顔をして「いやー普通にガンシカされちゃいましたわー」なんていいたいものだ。
まだ僕はナンパを始めたばかりの、ひよっこである。
そんな僕にどんなことが出来るのか??
立ち止まって、何かをしている子に対しては、話しかけることが出来る。
僕が声をかけられるのは、こういう子だけだ。
と言っても、今の僕は、こういう子に話しかけるのでさえ、よく地蔵する。
だから、これから毎日外に出たら、何かを待っている人に声をかける練習をしていこうと思う。
駅の改札で待っている人には「待ち合わせですか??」と声をかけるし。
ショッピングモールをゆっくり歩いていたら「買い物ですか??」って声をかけて見るし。
ホームで電車を待っている人には「なに待ってるんですか??」って声をかける(笑)。
日々こうして、止まっている人に対して声をかけて、少しでも地蔵をしないように練習していこうと思う。
最後に、今回日本で初めてストリートにでて、オープン後の会話の中でどんな話をすればいいのか、ここを初めて考えた。
高雄ナンパツアーでは、基本的に英語で、聞けることをなんとかひねり出して、聞くのが精一杯だったので、戦略的に和むことは一切考えていなかった。
ひたすら声をかけまくる
僕はこれだけを頭において、ツアーでの日々を過ごしていたのだ。
しかし、ここ日本では別の日のアポにつなげるために、どうやって和んでいくか、具体的に和みのステップを考えて行く必要がある。
これは今後の課題である。
今日得たことを、最後にまとめておこう。
オープンして、少し話ができそうな時に、どうやって和むのか。
ここで考えるべきことは、とってもシンプルだなと思った。
相手の興味のある話題を引き出して、そこで話しを盛り上げていく。
たったこれだけだ。
実はこの話は、5月に行われた豪商クラトロさんのナンパセミナーでも話がされていた。
さっき、スライドを見返してみたら、こんなことが書いてあった。
「女性の話題で盛り上がる」
まさに。
今日和むことが出来た唯一の子とは、なんか話すことなくなっちゃったなーと、僕が思っていた時に、不意に「映画見た??」という話をして、そこからかなり盛り上がった。
映画が好きな女の子は多いと思う。
あとは少女漫画とか??
わからないけど、映画はドンピシャでハマったので、今後も使ってみようと思う。
もし、オープンした後、自分は相手の興味のあるものを探るために、こんな質問をしている、こんな話をしている、というのがあれば、ぜひ教えてほしいです。
もしくは、思い当たるブログがあれば、教えてください。
ナンパして和む時に、自分の話をいろいろしないといけない、と感じるかもしれないが、そんなことはないと思う。
むしろ、相手の最近の興味がどこにあるのか、それをオープンしてから、なるべく早い段階で見つけることができれば、かなりスムーズに和むことが出来るのではないかな、と思う。
高雄ツアーでは考えなかった、日本でナンパをする時に、どんなふうにナンパをすればいいのか、自分なりのスタイルを少しずつ作っていきたい。
今のところ固まっている、オープンからの流れをまとめてみた。
<待ち合わせバージョン>
「こんばんは、待ち合わせですか??」
『あ、はい』
「そうなんですね、もしかして男が来る??めっちゃゴリゴリなマッチョが来る??」
『笑 イヤ、来ないです来ないです、女の子です』
「じゃあ友達くるまで、ちょっと話してもいいですか??」
『あ、はい』
(ここから相手の興味関心のあるものを探る)
「最近なんか映画見た??」(これって唐突すぎる??)
『見に行きたい映画あるんですけど、まだ見れてないんですよ!』
「え?どんな映画??」
『昼顔とか』
「マジか!おれ昼顔見てきたよ!!あれめちゃおもしろかったよ!」
(以下トークが盛り上がる)
『実は今日パイレーツ・オブ・カリビアン見ようと思ってて、でも満席で見れなかったんですよ』
「まじか!俺もパイレーツ・オブ・カリビアン見てないから今度一緒に行こうか??」
『いいですよ!』
ラインゲット!そして次回のアポの取り付け完了!うぇーい!!
今日の和みは、まさにこんな感じでした。