ツアーに向かう新幹線の中で、豪商クラトロさんから「ゲイなの??」と言われた話

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さて、ツイッターを見てもらえればわかると思うが、高雄ツアーのメンバーは今、ツアー最中に僕が撮った動画を見て、ツアーの思い出に浸っている。

これは僕も例外ではない。

ツアーを振り返って、これは速く発信したい、と思うことが一つあったので、こうして記事にすることにした。

台北には僕のビジネスパートナーがいるので、僕はツアーの前日に台北入りして、パートナーとご飯を食べに行き、翌日高雄ツアーに参加するために高雄へと新幹線で向かう予定であった。

このことを今回のツアーのリーダーである豪商クラトロさんに話をしたら、「もし同じくらいの時間だったら、一緒に新幹線で行きましょう」とのうれしいオファーを頂き、僕らは一緒に新幹線で高雄へと向かった。

新幹線の中で約1時間半に渡って、いろいろと話しをしたのだが、僕が言われて強烈だった言葉は、今回の題名にもなっている「ゲイなの??」という一言である。

誤解のないように言っておくが、僕はゲイではない。

日本でも、結構周りの人から「ゲイに好かれそう」と言われるが、僕はゲイではない。

しつこいと思われるかもしれないが、勘違いされては困るのでもう一度だけ言わせてもらう。

僕はゲイではない。僕のことをゲイ呼ばわりする人なんて、とんかつになればいい。


日本と比べて台湾は暑く、とてもじゃないけどジーンズなんて、はいてられなかった。

もともと下はジーンズで行動するつもりで、僕は短パンを一枚しか持っていなかった。

この台湾は暑いという話の流れで、クラトロさんから「短パンないの??」と言われ、僕は自信満々に答えた。

「短パン持ってきました!イケイケの感じが良いかと思って、ショッキングピンクです!!」と。

豪商クラトロさんは、僕とこうしてサシで話をするのが始めてだったからか、僕を傷つけないように、言葉を慎重に選びながら説明してくれた。

「うん、ショッキングピンクか。ヒゲでちょっと濃い顔で、これでショッキングピンクか・・・・もしかしたらその格好だとゲイだと勘違いされるかもしれないな。ゲイなの??」

ちーーーーん。

僕の中で、この展開は全くの想定外だった。

ナンパツアーということで、ショッキングピンクは僕の中で、かなりイケイケなイメージだったのだ。

それに思い出してほしいのだが、まだナンパツアーは始まっていない。

これからツアーが開始する、開催地に向かう新幹線の中での出来事である。

これから始まるナンパツアーで、ショッキングピンクの短パンしか持っていない僕は、どうしたらいいのか、途方にくれていた。

しかし、さすがは豪商クラトロさん、「向こうに行ったら現地で服を調達しよう」とクールに言ってくれて、僕はツアーで最初で最後のミッションを手に入れた。

これから3日間ナンパするのにふさわしい短パンを買う、というミッションを。

これはツアーの中で最初で最後のミッションとなった。

もしかしたらナンパツアーというものがどういうものか、イメージできない人がほとんどかもしれないが、ナンパツアーには計画というものが何もないのである。

あるのはただ一つ。

ひたすらナンパすること。

これ以外には何もないのだ。

僕はツアーへの参加を決断する前に、豪商クラトロさんにメールで、こんなことを聞いた。

「ツアーってどんなことするんですか??なんか決まってることってありますか?」と。

これに対する豪商クラトロさんの答えは、こうだった。
(実際のメールの内容を引用させてもらう)

「過去3回のツアーから経験上で言えることは【何をしたいのか】ということを明確であれば、私は可能な限りそれにコミットします。また【何をしたいか】がなければ私が【何をするのか】を決めることになると思います。変な言い方をさせてもらえれば、来たらわかります。」

僕はこのメールをもらって、ツアー参加を即決した。

あのときの自分にこう言いたい。

「お前があそこでした決断は正しかったよ、本当に良い決断をしたな」と。


そんなこんなで僕は、豪商クラトロさんと参加者たちと、台湾のユニクロみたいなところで短パンをあさり、豪商クラトロさんにコーディネートしてもらった。

これはもしかしたら参加者も知らないかもしれないけど、僕がかぶっていた帽子は、日本から持ってきたのではなく、こっちで調達したものである。

豪商クラトロさんが不意に帽子をとり「これかぶってよ」ということでかぶったら、いい感じだったらしく、「めちゃいいぞ!!」となり、短パンと一緒に帽子も買って、ツアーでの服装が決まったのである。

本当にナンパツアーというのは何が起こるのか、全く予測がつかないものだ。

たぶん、起こることを予測すること自体が、全く意味のないことなんだろうな。


結局僕が言いたいことは、「周りから自分がどう思われているかは、とても大事である」というアタリマエのことである。

しかし、ここでいう「周り」と言うのは「おセックスさせてくれる可能性能ある女の子」に限ってである。

正直な話、おセックスさせてくれる確率の全くない相手からどう思われようが、そんなことはどうでもいい。

街で声をかけて話をして、これからおセックスするかもしれない人に、どう見られるかがとても大事だな、と痛感した。

だって、ナンパした女の子が僕の服装を見て「なんかゲイっぽいな、この人」って思ったら、おそらくおセックスできる確率はかなり低いであろう。

でも、自分で自分のかっこうを見て、これは女受けがいいか悪いか、というのを判断するのはなかなか難しいと思う。

少なくとも僕にとっては難しい。

こういうときにこそ、人の話は素直に聞くべきだ。

しかし、普通に生活していると周りには本当にたくさんの人が、いろいろな意見を言ってくる。

正直いってほとんどの人の話は、聞くに値しないと思っている。

でも、「この分野については、この人の話を聞く」と決めたら、徹底的にその人の話を聞くべきだ。

僕がナンパについては、豪商クラトロさんの意見をすべて受け入れ、信じて実践するように。

こういう人と出会えたというだけでも、僕は今回の高雄ナンパツアーに参加してよかったと、心から思える。

だって、「この人が心から好きで、この人についていこう!」と思える人間に、今まで生きてきた中で、いったい何人出会えたことか。

僕は片手で数えられる人にしか出会えていない。

そして、僕が豪商クラトロさんからもらった、見た目に関するアドバイスはこれだ。

「ヒゲを短く整えて、あと5キロやせること」

これから僕は、この減量を達成するまで、ひたすらハードに行こうと思う。

こうしていろいろなアドバイスを、リアルタイムでもらえるのも、ナンパツアーならではだろう。

豪商クラトロさんが、今回のツアーの定員を6人前後にした理由がよく分かる。

人数が多すぎると、豪商クラトロさんの目が行き届かなくなってしまうので、このくらいの人数がいいのであろう。

半年以内のうちにまたツアーを開催しようかな、というようなことを豪商クラトロさんが言っていたが、たぶん次回は一瞬で参加枠が埋まるのではないかな、と僕は思っている。

ある程度ナンパの経験がある人が参加して、学べることがたくさんあるのはもちろんではあるが、ナンパ初心者でパッションはあるんだけど、どうしても自分一人では殻を破れない。

こんなふうに思っている人には、まさに豪商クラトロさんがツアー中、終始言っていた「ドーンときてガシャーンとやられましょう」と言う貴重な体験がオススメだ。

僕は初めこれが何を意味しているのか、よくわからなかったが、ツアーでたくさんの経験をする中で、何を意味しているのかを肌で感じることが出来た。

言葉では表せない、ドーンときてガシャーンは強烈な体験だった。

豪商クラトロさんの動きからは、当分目が話せそうにない。


あ、そういえばツアーの思い出に、ショッピングモールで豪商クラトロさんと、ツーショットを撮ったんだった。

それがこの写真。

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もちろんこの写真は近くを歩いていた、かわいい女の子にとってもらったんだが、写真を撮っている人の後ろで2〜3組の女の子たちが、ニヤニヤしながら僕らのことを見ていた。

僕は、てっきり僕と豪商クラトロさんがイケイケだったから、それを見てにやけているのかな、と思った。

しかし、次に発した豪商クラトロさんの一言で、すべては僕の勝手な思い込みであるということがわかった。


豪商クラトロさん「みんな俺らをゲイだと思ってるよ」

おれ「あ、、、あ、、、」

じゃまた。